坂道のいいちこ

こんにちは!坂道のいいちこです。普段は名古屋大学の学生をしてます。ただの坂道オタク兼リトルトゥースです。ひとつよしなに。

卒論を書き始める前に知っておきたかった3つのこと~卒論反省会①~【卒業論文】【日記】

ブログ開いていただきありがとうございます!

坂道のいいちこです。ひとつよしなに。

 

Twitterから開いてくれた方からは、

「なんだこいつ?ただ坂道系のツイートするやつじゃないんかい」

というツッコミを頂きそうですが、一応大学4年生ですので、大学の話題もたまには書いてみようと思います(笑)

 

自分は現在(2022年2月)、名古屋大学の文学部(哲学研究室)に所属する4年生なのですが、つい先日卒論を書き終え、口述試験(教授と卒論のお話をする試験)も終えることができました!とってもウレシイ。マジで。アルセウスやろぉ。

恐らく卒業はさせてもらえそうだったので、とりあえず一安心しております。

 

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ですがしかし、実際大学4年生になって卒論をやり終えるという経験をしたことで、「うわ~、あの時こうしとけばよかったのになあ」と思うようなことも多々ありました。そこで今回は、

 

卒論を書き始める前に知っておきたかった3つのこと

 

というテーマで書いていこうと思います。読んで下さっている方の中には、もう書いちゃったよ!とか、まだ先の話だな!と思われる方もいると思うのですが、自分の忘備録としての役割もありますので、どうかお付き合いいただけたら幸いです(笑)

 

 

さっそく書いていきましょう。

まず一つ目の知っておきたかったことは、

 

なるべく小さいことを書こう。

 

ということです。卒論を書き終えた方なら納得していただけると思うのですが、詳しく説明していきますね。

まず、大学で4年間勉強したくらいで、何かしら大きな問題を検討・解決できるようになるということは、ほとんどないことに気づく必要があります。もちろん、すごく研究熱心でかつ教養があり、センスも申し分ないような方にはできるかもしれませんが、残念ながら大抵の方には難しいと思います。

そもそも、大学の教授たちが、何年そうした課題に向き合ってきたと思っているのでしょうか!?(笑)彼らが何十年もかけて研究しているような課題を、大学で研究を少しかじったような人が解決できるなんてことは、まずないと考える必要があると思います。

 

僕の場合、「よっしゃ、卒論や。皆がビックリするような、デカいことやったろう!」という気持ちがかなり強く、最初はめちゃくちゃデカいテーマを扱って、解決してやろうと考えていました(笑)

 

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もちろん、進めていく中で、そんなに大きいテーマは扱えないことに気づくことになりました。また、哲学の良い論文は、「小さいこと、細かいことを一歩前に進める、正当化する」という特徴があると知り、見習うべきだなとも思っていました。

 

しかし!!どうしても僕は、卒論執筆中でも、あれもやろう、これもやろう、という意識が強く働いてしまいました(笑)これは性格の問題もあると思いますが、すごく葛藤したところでした。

ですので、これから卒論を書く可能性があるという方には、ぜひとも

「なるべく小さいことを扱う」

 

という意識を強く持って臨むことがオススメです。その小さなことでも、掘り下げていけば、新しく考えなくてはならない課題が必ず出てきますし、それを検討考察していたら、なんやかんや手一杯になってきます。

 

 

さて、次にいきます。二つ目の知っておきたかったことは、

 

最初に大体のアウトラインを完成させよう。

 

ということです。

これに関しては、そんなの当たり前やんwと思われる方もいると思うのですが、かなり重要です。

少し詳しく言いますと、どんな課題を検討するにせよ、その仮説だけでなく、ほぼ結論と呼べるようなものまで考えおく必要があるなと実感しました。なぜなら、自分の中である程度の結論を持って進めないと、研究というのは、無限に枝分かれしていき、考えていくことができてしまうからです(笑)前述したように、あれもこれもやろう!としてしまうと、いつまでもグダグダと文章を書き続けてしまうことになります。(ちなみに僕はそうなりました)ですので、卒論を書く際には、自分で妥協できる点を予め見つけておき、それをアウトラインに書いておくことをオススメします。

 

 

ラストです。三つ目の知っておきたかったことは、

 

マジで早めに取り組んだほうがいい!!

 

ということです(笑)最後になんてフツウなことを言うんだ?と思うかもしれませんが、ぶっちゃけこれが一番大事です。正直、自分が一番しくじったなあと思ったことは、圧倒的に時間が足りなかったことでした。

僕は、卒論提出1か月半前くらいから諸々調べはじめたのですが、今思うと、すごく遅かったんだなと後悔しています。そもそも、テーマを決めるのにも時間がかかっていたことも反省点でした。

大学や学部、研究室によると思うのですが、卒論のテーマを3年生時から考えさせるような所があったり、遅くとも4年の夏休みには何かしらの卒論のための課題が出るような所もあったりすると聞きます。ただ、自分の所は(ほぼ)完全放任主義でしたので、卒論をちゃんと考える機会が、4年の11月末頃までありませんでした(卒論提出は1月初め)。そのような結果として、締め切り間際に焦ることになってしまいました、、、。

 

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ですので、早めに取り組めるよという方には、ぜひとも早めに文献くらいはまとめておき、後は書くだけ!のような形にしておくことがオススメです。ホントに。

 

もちろん、結局書き終えられるなら良いじゃないか、という意見もあると思います。しかし、ここで重要なのは、時間に追われていると、アイデアがマジで浮かんでこなくなり、卒論の質に大きな影響があるということです。

僕の場合だと、かなりギリギリから始めてしまったことで、字数稼がないと!とか、早く書き終えないと!という意識が働いてしまい、結果として論文の中にムダな要素が多くなったような気がします。僕の研究室において、一般的な卒論の字数は2万~3万字だったのですが、自分のは4万7千字になっていました(笑)

これは自分が頑張ったからではなく、ただ単に、ムダが多かった、扱う内容が多すぎた、広すぎたということです。また、卒論担当の先生にも、「よくがんばったと思うが、もう少し早くから取り組めたらよかったね、、、」的なことも言われておりますので、やはり内容を精査する時間はきちんと確保する必要があるなと思いました。

 

 

さて、今回のブログをまとめていきます。自分が卒論を書き始める前に知っておきたかった3つのことは、

①なるべく小さいことを書こう。

②最初に大体のアウトラインを完成させよう。

③マジで早めに取り組んだほうがいい!!

の3つでした。これから卒論を書き始めるよという方には、ぜひとも参考にしていただければ幸いです。

 

もちろん、卒論というのは、学部、研究室によってやり方が違ってくるとも思うので、全ての方にとって参考になることはないと思います。ですが、文系の卒論を書こうとする方には、大体同じようなことが言えるのではないかなと思います。

次は、卒論の具体的な内容についての反省を書こうと思います。自分は哲学の研究室でありながら、そこまで哲学的な論文を書けなかったなという後悔があるので、そうしたことについて詳しく書いてみようと思います。

 

 

さてさて。かなり長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。皆さまどうか、よき卒論ライフを!

 

アディオス!!(愛萌のおかげでTwitterの友達増えてウレシイ)